クラシック・ピアノ音楽との出会い
大好きなピアニスト、Samson François(サンソン・フランソワ)。
それまでロック専門だった私がクラシック音楽を本格的に聴く事になったのは、素晴らしいフィルムとの出会いがあったから。
偶然 YouTube で視聴したその古い映画のような白黒映像は、サンソン・フランソワとオーケストラによる『ショパン:ピアノ協奏曲第2番』のテレビスタジオ演奏を撮影したものでした。
フランソワの放つオーラと、ショパンのドラマチックな曲構成から、クラシック音楽に対して抱いていたイメージが一瞬にして変わってしまったような「何か」を感じました。
調べてみて分かったのは、フランソワは多くのクラシック・ピアニストとは一線を画す独特なピアニストだということ。
演奏家というよりも芸術家・アーティスト。天才肌。
「個性が強過ぎてピアニストのお手本にはならない」「フランソワを聴いてしまうと他のピアニストの演奏ではもの足りなく感じてしまう」などと言われています。最高の褒め言葉ですね。
常識にとらわれない自由な感性ときらめく個性で、クラシック音楽世界への大きな扉を開いてくれた事に感謝。
Merci Beaucoup!(どうもありがとう!)
大変残念なことに、私の見た素晴らしいフィルムは削除されてしまい、今はご紹介することが出来ません。いつかまた見たいです。
何か分かり次第、追記したいと思います。
■ 追記:2025.9.10
久しぶりに動画を見つけたので更新しました。最高です。
サンソン・フランソワ – ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11(1962年)
piano:Samson François; Orchestre national de la RTF; conductor:stanislaw skrowaczewski
サンソン・フランソワ – ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21
piano:Samson François; Grand Orchestre de Radio-Luxembourg; conductor:Louis de Froment
■ 所有CD
1. サンソン・フランソワ『ショパン:ピアノ作品集 (10CD)』
ピアノ協奏曲1&2は1965年バージョンのみ収録。ショパンに興味のある方には良いセット。ただしフランソワに興味がある場合は『EMI録音全集 (36CD)』がお勧め。
2. サンソン・フランソワ『ドビュッシー&ラヴェル:ピアノ作品集 (6CD)』
幻想的な音楽芸術。
3. サンソン・フランソワ『EMI録音全集 (36CD)』
フランソワと一生付き合いたい人向け。ショパンピアノ協奏曲1&2は1958年と1965年バージョンの2バージョン収録。ドビュッシー&ラヴェル、ベートーヴェン、リスト、シューマンや、ライブ録音、自作自演曲まで盛りだくさん。最高のボックス・セット。
※1と2は、3の『EMI録音全集 (36CD)』に全て含まれています。
■ リンク
サンソン・フランソワ (wikipedia)
ショパン (wikipedia)
ピアノ協奏曲第2番 (ショパン) (wikipedia)